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2012年11月26日 (月)

親ばか話です

おはようございます。

愛知家のおかみ坪内直美です。

  

本日は、お休みをいただいております。

お休みありがとうございます。

11月最後のお休みです。

  

12月は、3(月)10(月)17(月)25(火)

お休みをいただきます。

 24(月)は営業いたします。

 

きょうは、親ばか話です。

お休みゆえご勘弁を・・

 

なので、ここから先はお読みいただかなくてかまいません。

貴重なお時間を、私の親ばか話でつぶすのは申し訳ないので・・

  

きのうは、17年間サッカーを続けてきた息子の

引退試合でした。

分不相応にも、小、中学生のときは柏レイソル

高校生のときは大宮アルデージャの下部組織に在籍し

そのおかげで、お店にはサッカー関係のお客様も多く。

ご縁のありがたさを実感しております。

 

まったくのサッカー音痴で、いまだにオフサイドもわからず

アドバイスどころか、試合も見にいけない状態。

できることは、ごはんを作ることだけ

  

と、言っても試合のある日にはうどんを食べさせ

お弁当にかつ丼を持たせるだけでしたが・・

 

柏レイソルジュニアユースから、ユースへは上がれませんでしたが

このとき大宮に拾ってくれたのが、当時Uー18の監督だった

なでしこ日本代表の佐々木監督。

コーヒーごちそうになったことがあります。

         ↑

飲み会での絶好のネタ話としております。

 

もちろん夢だったサッカー選手には、なれなかった訳ですから

息子は顔には一切出しませんが

親にしても穏やかな気持でなかったのは、事実です。

  

それでも、淡々と受け止めることができたのは

坂をころげ落ちるようにではなく、階段を一段、一段降りるような

現実を冷静に受け止めることができました。

 

きのうの試合は、昨年関東2部から東京都リーグに落ちた

東京農業大学が、関東昇格をかけた大切な試合。

「お母さん、くる?」

うちの子どもたちは、商売屋で育ってるので

「ああしてほしい」「こうしてほいし」とは一切いいません。

 

息子がこう言ってくるのはめずらしいことです。

どうしよう。このまま穏やかに引退を迎えてほしいのに

ここで負け試合をみてしまったら、階段の最後に池にはまるようなものです。

おまけにやる事はたくさんあるし、土曜日の午後に横浜まで

お店ほったらかしにして、出かけていいものかと・・

背中を押されるように、夫やスタッフからも

「いってらっしゃい」

  

文庫本を2冊抱えて渋々、京浜東北線に乗り込みました。

(試合会場まで、1時間半かかります)

そんな気持ちで出かけたものだから

急行と各駅をまちがえ、目的の駅まで戻るはめに

 

電車はちょうど高台を走り、窓の外からは

晴れ渡った空が見渡せました。

精神論はすきじゃない、でもその時はすかっとした空を見たとたん

「ああ、今日の試合は勝てる」そんな風に思いました。

サッカーの神様。というものがあるとすれば

肩をぽん。と叩かれた気がします。

 

駅からは、タクシーで試合会場へ

気持ちは変わりました。

一刻でも長く息子のユニフォーム姿を目にとどめておきたい。

 

会場に着くとすでに前半は、終っていて

1-1の同点。

観客席をウロウロしていたら、「坪内さん、こっちこっち」

とご父兄の方が声をかけてくださいます。

  

1年生のときに一度だけ納会に出席したことはあるのですが

3年経っても覚えていただけました。

思えばどこのチームでもご父兄の方に助けていただいた

気がします。

(何かしでかしたのかもしれませんが))

 

試合は後半17分まで動かず、農大が1点をとってから

祈るようにピッチを見つめます。

こんなに真剣にサッカーを見たのは何年ぶりでしょうか。

  

ホイッスルが鳴り。

ピッチも観客も歓声が上がります。

東京農業大学 関東2部昇格です。

笑っての引退です。

 

歓喜のうずから、ひと足先にピッチを離れます。

早く帰らないと午後の開店に間に合いません。

 

バスを待つ間、頭にうかんだのは早朝、暗いうちに厨房で作った

うどんや、かつ丼。

階段の下は、柔らかい芝生でした。

  

帰りの駅で、何でもいいからこの街に何かお金を落としておきたい。

おそらくここには、もう2度と来ることはない。

芝生に降り立てた、ささやかなお礼としてお礼がしたかった。

駅まえに小さな中華屋さんがありました。

 

飲食業のはしくれ店がまえをみればどんな店か

だいたい想像はつきます。

普段だったら、絶対扉はあけません。

あと2駅の横浜にでればいくらでもお店はあります。

 

店に入ると、ひとつのグループのテーブルにはラー油と

醤油のついた皿とビールが並んでいます。

厨房の中では、ご主人と思う人が煙草をくわえ

奥さんと思われる女性はエプロンもせずに、つまらなそうにコップを洗っています。

出てきたタンメンは、もやしだらけで木耳は戻しすぎてブヨブヨ

やけにコショウのきついタンメンをすすっていると

  

息子からメールが

今までサッカーやらしてくれてありがとう!

  

塩からいタンメンでも芝生の感触を味わうのには十分でした。

Photo

長々と、親ばか話におつきあいくださりありがとうございます。

  

また、あすからおかみ業に励みます。

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コメント

マドンナさま
コメントありがとうございます。
お母さまは、カツサンドですか
手間がかかるのに、すごいです。

大宮ユースは、プリンス1部ですか
ずいぶん高いところまで登っていったのですね。パチパチ

来月息子たちの代の子たちが集まる会があります。

よろしければ、ぜひ!

投稿: おかみです | 2012年11月29日 (木) 17時51分

(≧∇≦)昇格おめでとうございます^^!

ご無沙汰しています。大宮ユース見守る会の弾丸娘でございます。
(女将さんにはマドンナと呼んでいただいていますが・・・)

大宮ユースもプリンス1部昇格を目指し、残りあと2試合!
応援に行けるのは1試合かもしれませんが、がんばります!^0^

ブログを読んで、母がの大会(私はバスケ部でした)の日に よくカツサンドを作ってくれたのを思い出しました。

今年はまだ愛知家さんに行っていません
(;_;)行けるといいな

投稿: eriko | 2012年11月29日 (木) 12時04分

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